9月に入り、プロ野球のペナントレースも終盤。優勝争いがくり広げられていますね!
皆さんは野球の魅力といえばどんなことを思い浮かべますか?
野球の魅力といえば、ホームランや剛速球に目がいきがちですが、ヒット性の打球を飛びついてアウトにするなど、守備面のファインプレーも野球の魅力の1つです。
宮前まちの整骨院には野球をやっている子どもたちが多く来院します。施術中の会話の中でも「守備範囲を広げたい!」という話をしてくれる子が多いです。
グラウンドで監督やコーチに守備範囲を広げたいと相談をすると「1歩目を早くしろ」「打球まで早くいけ」「ボールをよく見ろ」などのアドバイスをされると思います。
しかし、プレーしている選手本人は「打球まで早く行ってるよ」「ボールちゃんと見てるよ」というように思っています。
私自身も学生時代に野球をしていましたがこのような経験がありました。
今回のブログは、「どうしたら守備範囲を広くできるのか」をご紹介します。
ポジションによって守り方は違う?
守備範囲は守るポジションによって変わってきます。また、構え方も変わってきます。
今回は、サードとショートを例に挙げて説明したいと思います。
サードは、ショートに比べ守備範囲は狭くなりますが、低くて速い打球が多くなるため、低くどっしりと構える必要があります。
ショートは、サードに比べると打球の速度は落ちますが、守備範囲が広くなる分動きやすい構え方をする必要があります。
このように、野球はポジションによって守備範囲や構え方が変わってきます。
守備範囲を広げるためには骨盤が大事
守備範囲を広げるためには、骨盤が重要になってきます。
実は、野球をやっている子どもたちの多くの骨盤が「前傾」といい、本来まっすぐ立っているはずの骨盤が前に倒れている状態になっているのです。
㊧骨盤がまっすぐ立っている状態 ㊨骨盤が前傾している状態
では、なぜ野球をしていると骨盤が前傾してしまうのでしょうか。主に2つの原因があります。
①補球姿勢
守備のときの構え方は、ポジションによって変わると説明をしましたが、どのポジションでも捕球するときは重心を低くして前かがみの姿勢で捕球をします。
骨盤を前傾させないと重心を低くすることができないため、捕球姿勢を作ることはできません。何度も捕球姿勢を作り続けた結果、骨盤前傾が癖になってしまうのです。
②リードの構え方
リードの構え方も、どの塁にいるのかで構え方が変わってきますが、1塁ランナーが1番骨盤を前傾させる原因になります。
1塁ランナーは他の塁とは違い重心を低く構え、進塁や帰塁の準備をします。
その結果、骨盤が前傾している状態が癖になってしまいます。
骨盤が前傾するとどうなる?
骨盤が前傾してしまうと足が上がりにくくなってしまうため、1歩が小さくなってしまいます。
1歩が小さくなってしまうと、打球に追いつくスピードは遅くなり、また球際の打球が取れなくなる打球が増えてきます。
骨盤がまっすぐ正しい状態でプレーができると、守備範囲が広がってきます。
骨盤をまっすぐ立たせるめのセルフケア
今回はご自宅でできる簡単なセルフケアを1つご紹介します!
骨盤が前傾してしまう原因は、大腿四頭筋というももの前側の筋肉が硬くなることです。
そこで、この大腿四頭筋をストレッチして柔らかくしてあげましょう!
①大腿四頭筋ストレッチ
(1)壁に右手をつき、左手で左足首を持つ
(2)足首を持ったまま足を背中の方に上げる
(3)10秒キープする
(4)反対も同様に行う
このストレッチを行なうことで、大腿四頭筋の硬さが無くなり骨盤前傾をまっすぐに治すことができます。
お風呂あがりや練習終わりなどにストレッチをおこなってみてください!
最後に
今回は守備範囲と骨盤の関係性についてご紹介しました。
宮前まちの整骨院には野球経験者のスタッフが多く在籍しています。
ケガの施術だけではなく、パフォーマンスをを上げるトレーニング、セルフケアもお伝えできます。
皆さまのまわりで、野球のことで悩まれている方がいらっしゃいましたら
ぜひ、宮前まちの整骨院にご相談ください。
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